前回は施設や学校の備品の机のことでしたが、今回は座位保持装置やバギーなどにセットするテーブルのことです。
でく工房で製作する座位保持装置にはほとんどテーブルがセットされます。
板のテーブル
テーブルの役割は、その上で食事をしたり、遊んだりするという本来の目的以外に、体を支えたり腕を支えたりする役割も果たします。
支えるために体がちょうどすっぽり入るようにカットし、テーブルの上に置いた腕が落ちないように左右の板を少し後ろまで残します。
テーブルの周囲は上のものが落ちないようにフチをつけています。
またテーブルに体や腕や足をぶつけてもケガをしないようにクッションを貼る場合もあります。
クッションを貼ったテーブル
こういったテーブルは私たちには見慣れたものですが、お年寄りの施設などではほとんど見ることはありません。椅子や車いすから体がずり落ちた方を多く見受けます。もっと体に合った椅子で、こういうテーブルがあればずっと楽なのにと思います。(私ごとですが最近父母のことで老人施設に行く機会が多かったもので特に感じてしまいました。)
竹野