今回はトイレ椅子をご紹介します。
椅子に座ったまま用をたすことができます。
作り方はいろいろありますが、今回はお客様のご要望が
ということでした。そのために
おしりがあたる部分は"ディッピング加工"という加工をしています。ウレタンのまわりをビニールでコーティングされるのでぬれても大丈夫です。

お客様の要望にお答えし、今までのノウハウに
今回はトイレ椅子をご紹介します。
前回は施設や学校の備品の机のことでしたが、今回は座位保持装置やバギーなどにセットするテーブルのことです。
でく工房で製作する座位保持装置にはほとんどテーブルがセットされます。
板のテーブル
テーブルの役割は、その上で食事をしたり、遊んだりするという本来の目的以外に、体を支えたり腕を支えたりする役割も果たします。
支えるために体がちょうどすっぽり入るようにカットし、テーブルの上に置いた腕が落ちないように左右の板を少し後ろまで残します。
テーブルの周囲は上のものが落ちないようにフチをつけています。
またテーブルに体や腕や足をぶつけてもケガをしないようにクッションを貼る場合もあります。
クッションを貼ったテーブル
こういったテーブルは私たちには見慣れたものですが、お年寄りの施設などではほとんど見ることはありません。椅子や車いすから体がずり落ちた方を多く見受けます。もっと体に合った椅子で、こういうテーブルがあればずっと楽なのにと思います。(私ごとですが最近父母のことで老人施設に行く機会が多かったもので特に感じてしまいました。)
竹野
今回は、施設の備品として使う机をご紹介します。
施設や学校の中で、時にはテーブルとして、時には訓練のための台として等々、いろいろな使い方をされるそうです。
★上から写したので斜めに見えますが普通の机です
★重ねたところ
★ずらして置いたところ
施設や学校で備品として使う場合、重ねて収納できるものというリクエストが多いですね。
他にクッションのついたベンチ、足台の箱なども作ってきました。
このような備品のご注文もお受けしています。
どうぞお気軽にご連絡ください。
★足台
不要になった子ども用の車いすや座位保持装置を海外に送って使ってもらう、という活動があります。
一緒に仕事をしている車いすの会社の社長さんがこの活動に関わっていることから、でく工房でも、お客様から「成長してもう今までの座位保持装置が使えないから引き取ってもらえませんか」と言われたときは喜んでいただいています。
フィリピン、マレーシア、ベトナム、ブルガリア等など今までに11カ国に送っているそうです。
送った国々では子ども用の車いすはまだまだ普及していないのでとても喜んでもらえると、社長さんはおっしゃっていました。
送るためにはきれいにして、コンテナに積んで輸送するので1台1万円かかります。ご好意で1台につき1000円いただけると助かるとのことです。
詳しくは下記にお問い合わせください。
事務局
志茂和泰(しも・やすなり)
090-9369-4878
E-mail:shimo-yu@whi.m-net.ne.jp
http://www.kurumaisu.ma.cx/
7月1日、でく工房を始めて35年目を迎えることができました。
太郎くんのためのスタンディングテーブルを作って喜んでいただいたところから、でく工房が誕生しました。(詳しくは「街の小さな木工所から」はる書房)
太郎君のためのスタンディングテーブル
たくさんの人たちとの出会いがありました。
たくさんの方たちに支えていただきました。
竹野からバトンを受け取ってから6年。
まだまだ助走の段階です。
これまで培ってきたものを大切に、さらに育てていきいたと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
節子